Green Spirit No.020
皆様
暑中お見舞い申し上げます。「グリーンスピリット」のNo20送らせて頂きます。勝手に発行日15日間遅れさせた貰いました、それでも遅れてしまいました。 申し訳ありません。「通信」は高柳、土井両氏から原稿頂きました。 研究会の報告を村上がまとめたものです。
暑い日が続きます。皆様、どうかお元気で。
村上 明夫
東北・関東大震災を考える
原発事故問題、昔と変わる論調
この大震災の後、何人かの人の発言が目を引いた。
吉本隆明、小泉、細川両元首相、村上龍、村上春樹氏等である。
吉本氏の発言は前号でふれた。小泉氏「自民党政権時代誤りがあった」。
細川氏「中央集権的インフラ整備の問題」。新たな「日本の文明創り」
村上龍氏、以前とは逆で、「何も無いが希望がある」。
いずれも面白いが、私の若い頃は原発というと、高木仁三郎さんだった。
現在は大前研一や孫正義など従来とは傾向の違う人が目立つ。論調も異なっている。
この事は大事な点だと思うので少し詳しく触れてみたい。
地震ー自然災害、原発ー人災
今回の大災害には過去には無い大きな特徴がある。
地震、津波というかってない「自然災害」プラス「原発事故」「人災」だ。
「自然災害」に対しては、人間は「祈る」しかない。
過去の歴史の中で何度となく人間は自然災害に見舞われた来た。
こうした中で人間は祈り、村上春樹氏も言うように「無常感」を育てて来た。
「人災」については祈るだけでなくシステムの問題として、考えていかなければならない。
何故原発は、日本海側、東北等に集中しているのか?
不思議なのは最初の「東北地方太平洋沖大地震」の名称が使われなくなった事だ。
何故「東北地方太平洋沖大地震」は「東日本大地震」となり「東北」は消えたのか?
それに「裏日本」と言う言葉もおかしい。差別的だと思う。
細川元首相の言うように中央集権的地域づくりが行われて来たのだ。
電気を「作る所と使う所」が乖離しているのだ。沖縄の軍事基地と同じだ。
多数中心、地方分権こそ
高度成長はプラス面もあるが、中央集権的、差別的に行われて来た問題も多い。
近代化途上の明治期ならいざ知らず、低成長ー成熟期に入るのにナンセンスな国造りと思う。
頭の切り替え、転換が無いのは低成長時代を迎え大問題だ。
「原子力村」の体質は旧日本軍に似ているー民主主義が無い
次におかしいと思うのは「原子力村」の存在と、その支配だ。
九州電力のメール問題は、この「原子力村」の体質を示した。
情報公開も無く、異なる議論や合理性が無い。昇進や利権と結びついた「原子力村」の支配。
原子力はデモクラシーが無く扱うには、あまりにも多くの人の運命を左右する問題だ。
政治やマスコミ、学会等が「原子力村」の利権や支配下にあるのは大きな問題だ。
これでは戦前の軍部の支配と同じではないか。まるで戦前の旧日本軍体質だ。
エネルギーデモクラシーを
「日本には資源がない、戦争をやらねばならない」という理屈も同じ。
不合理な戦争に突入し、日本を塗炭の苦しみの陥れた歴史も同じではないか。
かっての、ソ連など特権層の支配する巨大な非情報社会と同じ構造だ。
情報公開、幾十ものチェックシステム、異なる意見、見解の共存等が必要だ。
「エネルギーデモクラシー」が重要だと思う。
反原発の側にも責任の一反が
「原発推進」か「反原発」の二者択一の議論は問題だと思う。
情報公開や競争、市場メカニズムにたったエネルギーデモクラシーが必要だ。
次の世代にツケを残さないサステナブルであり、多数中心の地域主権なのだと思う。
再び軍部(現在では行政官僚と天下りした民間会社なのか)の支配を止める道が必要だ。
それは情報公開と競争にたった合理的、民主的社会のあり方を追求する道でもある。
私のそばにある自然エネルギー、エネルギーの地方分権こそ
スケールメリットを大事にする巨大装置は中央集権をもたらす。
太陽光や地中熱、小水力発電・・・・等の自然エネルギーを生かす必要がある。、
地域ごとの、スケールの小さなエネルギーの活用が必要だ。
自然エネルギーを生かした技術、産業開発は私たちの暮らしの「そば」にあるのではないか。
この時代に生きた人間として、大震災の死者の魂を祈りたい。
子供達のためにサステナブルなエネルギーデモクラシーに向けた歩みを進めたい。
(以上)
近況報告
「見沼歴史と文化の会」東浦和駅前の通船堀公園の早期完成めざします。
見沼の歴史や文化を勉強します。
舟運と小水力発電の勉強会予定中です。
田植えした稲の分けつが盛んです。太陽と土と水のおかげでしょう。
見沼田んぼの田んぼや暮らしのスタイルも少し勉強して見ようと思っています。
これから「ユーチューブ」を利用した動画に取り組んでみようと勉強中です。
通信 :「2011、統一地方選を闘って」
高柳 俊哉 (民主党幹事長)
選挙直前に大震災があった。「自粛選挙」という事になった。
新人など、選挙直前に運動を始めた人には不利だったのではないか。
議会の改革と事業仕分けをやって来た。この事は評価されたと思う。
現行の中選挙区という事が民主党には幸いしたと思う。
議会運営は大変だが、市民と結びつき、やっていきたい。
市民と連動した議会の改革と事業仕分けを考えていきたい。
土井 裕之 (改革フォーラム幹事長)
無所属の議員で「改革フォーラム」という院内会派を作った。選挙公示直前東北へ行った。
自粛ムードで新人には特にきつい選挙だった。「風型選挙」はもう限界と思った。
駅で計画停電の予定表を配布したら、受け取る人が多かった。
大震災の教訓を生かしチャンスとするような運動が必要だと思う。
大震災の教訓を生かす街作りー地方政治を追求したい。
編集後記
せっかく発行日遅らせらせたのに遅れてしまいました。
自分の原稿ながら未消化な点が目につきます。「なでしこジャパン」が優勝しました。女性サッカーチームが出来てから30年。
女性労働者への差別を禁じた「雇用機会均等法」から30年。
女性差別への闘いを始めた女性達、何事も始めた人達は大変だったでしょうね。
暑い日はこれからです。ご自愛ください。
村上 明夫
村 上 明 夫
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